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見えないものを見ようとして、顕微鏡をのぞきこんだ。

ある理系院生の備忘録 ~RiskとBenefitの狭間に揺れて~

今年最大の収穫と感謝 ―初めての英語論文―

明日、研究室の忘年会なので忘れないうちに書いておこうと
あまりに久々のブログ更新です。

ようやく落ち着いてブログ書くくらいの余裕ができてきました。
とはいえど、かなり放置してた参考書執筆作業が残っていますが……(汗)

(これ書いたらすぐやります)


今年は、ラボに配属され研究をスタートさせた昨年に負けず劣らず
実に多くのことを学ばせてもらいました。

その中でも頂点は、やっぱりコレですね。

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初めての英語論文作成です。(もちろん初めての国際会議なども大変多くのありますが)

下の写真の左が、自分の書いた文章を添削してもらったものです。

右は実際にReferenceに用いたりした参考文献ですね。

(電子データもあるのでこれで全部ではありませんが……)

 

何よりも感謝したいのが、私の先生です。

 

一つに未熟な自分に書かせてもらったこと。

一つに私の拙すぎる文章を丁寧に添削し、修正してくれたこと。

一つに他に重要な仕事があるにもかかわらず、私の方を優先してくれたこと。

一つに常に気にかけて、指示を出してくれたこと。

一つに甘やかさないで意見を聞いてくれたこと。

 

正直キリが無いです。

本当に、本当に感謝いたします。

 

この場を借りてお礼の言葉とさせていただきます(汗

 

(実は投稿まで、まだ少し作業があるのですが)

投稿したら改めて、アクセプトしたらまた改めて

お礼を言いたいです。

 

先輩方を見ていると、ようやくこの段階で半分くらい?のようなので、

これからアクセプトまで、どれだけの試練が待ち構えているか分かりませんが、

腹をくくって全力やるしかありません。

 

 

記録を遡ると、6月ごろから準備を始めて日本語で書き始めたのが最初みたいです。(他人事かよwww)

7,8,9月で再現性の確認やチャンピョンデータの回収に躍起になって……

(あー、そういえば死ぬほど顕微鏡室こもったわ。鼻血が止まらなかったのは確かこの辺)

10月の国際学会の準備とともに論文の方も少しずつ英語にしていって……

学会から帰ってきたら、気付いたら高熱で倒れていて、

それから、何とか11月末までに形にするために、本当にがむしゃらになって書いてました。

 

毎日「先生が来る朝までにはここを」という目標を立ててほぼ毎日夜通し書いてました。(これが本当によくなかった。)

同期に「いいから早く帰れ」と言われ、何度心配かけたことか。

週末、いつもは気分転換をするところ、自分のせいで何度時間を使わせてもらったことか。

いろんな人に迷惑かけたなーというのが今の一番の感想ですね。

 

そして、だんだんと学んだことが頭に浮かんできますね。

今回は大きく3つ書きましょう。

 

 

まず1つ目。

苦手なことは分かっていましたが、

何より英語がひどい。

 

私、英語苦手なんですよ。

今回はまだいいです。

英語が得意な先生に添削して直してもらい、表現のアドバイスをもらえますから。

でも、いつかは、自分がその立場になって、

教え子に英語を添削して、直せるレベル

にしなきゃいけないわけです。

(お前が大学の先生? ふざけんなって? そんなこと言わないで……)

 

 

今回、私は拙いながらも書かせてもらって、

勉強になったし、すごく学べることが多かったです。

そういう書かせてもらえる、添削してもらえる現環境が整っているというのは、

私の所属しているラボの非常にいいところだと思っています。

 

だからこそ、私が学生の上に立てた時は、同じようにしたいのです。

私がお世話になったラボのいいところを凝集したいのです。

(もちろん今後含め。)

そのためにも、私が論文を投稿し、掲載してもらうためにも、

後輩たちに添削し、教えられるようになるためにも、
一人の力で英語論文を書けるようにすることは最低条件なのです。
(一人っていうても、もちろんいろんな人に協力、確認、添削はお願いしますけどね。心意気として。)

そして、国際会議で発表し、外国の方とコミュニケーションをとって、共同で研究を進められるようにもならなきゃいかんです。

 

今回は本当にこのことを痛感しました。

 

幸い、まだ23歳、修士1年ということで取り返せる時間はあります。

来年の目標はやっぱりこの英語のトレーニングですかね。
参考書もめどが立てば、ようやく腰を据えてやれそうです。

 

 

2つ目。

英語の次は、何と言ってもやっぱり

寝よう。

ほんと、寝よう。

寝ることの重要性を説いた論文を紹介するほど、

Sleep Drives Metabolite Clearance from the Adult Brain

http://www.sciencemag.org/content/342/6156/373.full

なんつーか、睡眠の重要性に気付きました。

 

いや、今までも2日ぶっ通しで作業とかけっこうしてましたよ。

 

でも、睡眠時間を削って仕事を続けたとしても、せいぜい1週間ですよ。

1か月慢性的に睡眠不足になった時は正直かなり来てました。

 

目に見える思考力の低下、作業能率の低下、注意力の低下、記憶力の低下。

何よりも、頭で考えることができなくなっていたときは正直終わったと思いました。

(2週間ほど待ったりした生活ができた為、今はだいぶ改善しましたが。)

そんな状態で論文作成の“つめ”に入ったときは、

正直どうなるかと思いましたね。

(はっきり言って先生におんぶにだっこでしたが……泣)

 

よく、先生が「30年後も続けられる仕事のスタンス」的なこと言ってますが、

私もそのリズムを確立せにゃならんな、と感じました。

こんなん、毎年やってたら、すぐ狂ってしまう。

 

1日7時間で20時間分の仕事を!

と言われて心のどこかで、

10時間や15時間で、30時間や45時間分の仕事したらあかんの?

とか思ってましたけど、無理っすわ。無理無理。

 

多少個体差あっても、ヒトはヒト。

そう簡単に種差は超えないですよ(笑)

限界っつーもんが、

1時間ごと、1日ごと、1週間ごと、1か月ごと……

各期間ごとにあります。

 

その限界を見誤らずに計画立ててやらんといけませんね。

作業効率には、ホントこれ重要。

 

 

最後の3つ目ですが、

マネでいいんだな

ってことです。

正直なところ、私は背伸びしていた学生です。

今でもしています。

それが自分の成長につながる、いいことだと思ってましたし、今でも思ってます。

 

「先生やラボ全体がこう考えるなら、私は違った角度から、違った意見を出さなくては。」

そんなナマイキなことを考えていました。

ラボの中で収まっちゃいけない。その枠組みの外からもっといっぱい吸収しなくちゃういけない。そんな思いに駆られていました。

 

でも、国際会議行って、それを参考にし、論文書きながらディスカッションして、

気付いたのは、まだまだ、自分は自分の所属しているラボやラボの学問分野に関する背景や思想を理解しきれていない、吸収しきれていないなということです。

 

いつかは自分なりの答えと道筋を決めて、社会に打ち出さなきゃいけないことは分かっていますが、それはまだ今ではないと実感しました。

 

今はまだ、後残り1年いられるこのラボで、

・研究室が蓄積したノウハウ

・指導教員の先生方の思想に研究スタイル

・その研究テーマの世界的な背景と歴史的な経緯

・ラボ特有の専門知識

・指導教員の先生方が考えている理想と将来像

こうしたことを徹底的に学ぶ必要があるな、と思いました。

 

その手っとり早い方法が、尊敬する教員の真似ごとをすることなんですね。

私のようなひよっこはまだ、この段階で鍛える必要があり、少し余力ができたらそのとの世界をのぞく。これがちょうどよく、じつは手堅い一番の近道なんだろうなと思いました。

 

「論文は投稿してからが本番」とも言われますが、今は一息ついて頭を冷静にしてます。

来年は年明け早々に学振(DC1)の申請準備などがあります。

研究計画を綿密に立てられるよう、しっかり勉強しながら、準備していきます。

 

それでは、また。