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見えないものを見ようとして、顕微鏡をのぞきこんだ。

ある理系院生の備忘録 ~RiskとBenefitの狭間に揺れて~

STAP細胞すげぇすげぇ言ってたら、 「普通にiPS細胞の二番煎じじゃないの?」 と言われたので、何がすごいかほんのちょっぴり解説。

STAP細胞すげぇすげぇ言ってたら、
「普通にiPS細胞の二番煎じじゃないの?」

と言われたので、何がすごいかほんのちょっぴり解説。
http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140130_1/#note5
↑参考にした理研のプレスリリース
まず、単純に、STAP細胞の方がiPS細胞より優れている点を列挙すると……

1、作成に要する期間が短い。
iPS ⇒ 2~3週間  STAP ⇒ 2~7日

2、成功率が高い。
iPS ⇒ ~1%           STAP ⇒ 7~9%

3、未分化度が高い
数値化できるものではないがSTAP細胞は胎盤にも分化できる。

4、簡便
iPS細胞も、もともと比較的簡便と言われていたが、
STAP細胞は遺伝子導入する必要すらないので、技術、設備の制限がさらになくなり、より簡便になった。

とまぁ、こんな感じ。
実用的な思考を持つ人は1や2の利点で納得するみたい。
でも、自分がすごいと思うのは、1~4のどれでもなく、
「細胞環境を変えること」で未分化な細胞を作っちゃったってことだよね。

今まで細胞環境を変えて分化を進めることはわかっていたけど、
逆方向に進むことは無いと共通認識のように思われていたから。

つまり、この研究は既成概念を吹き飛ばしてくれたってことだ。

これまで、やってもどうせ無駄だと思われていたところに、新技術が隠されていた。
これをブレイクスルーと言わずしてなんという。

これを機に、今まで挑戦していなかった、どうせ無駄だと思われていた考えに挑戦して、新しい発見がいろんなところでなされるかもしれない。

自分も、固い頭で考えた理論だけで無駄だと思わずに、できるならなんでも試してみるようにしようっと……