デンマーク留学記 ~4日目、晩餐会で知り合ったガーナ人研究者~

学会の最終日前日の夜には、たいていの場合、レストランでの晩餐会が行われます。非常に美味な料理が出てきて、さまざまな研究者たちと屈託のない会話を交わすことのできる、国際会議での楽しみのひとつでもあります。今回の参加費用は900 DKK。およそ1万5千円ですね。(これは自腹です。研究費から出すことはできません。いやー、懐が寒くなる。)

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今回、隣に座っていたガーナからの研究者。なんと、かつて日本に留学していたそうです。学部をガーナで、修士課程をコペンハーゲンで、そして博士課程を神奈川にあるとある大学で過ごし、PhDを獲得したとのこと。日本の政府からの援助で留学できたそうで、大変感謝していると言っており、国を挙げて留学生を誘致する政策はこういうところに生かされていたのだなぁと、初めて実感しました。(私の通う大学に留学生が少ないせいか、今まで実感がわかなかった。)現在は、ガーナの大学で環境科学を専門としていて、助教のポジションについているそうです。彼の所属する大学はKwame nkrumah university of science and technologyという名前で、Kwame nkrumah はガーナの初代大統領の名前と言っていました。日本にあるとしたら伊藤博文科学技術大学だろうか・・・・・・。

 

日本での滞在期間中は、大阪や京都、鎌倉、そして富士山の麓などに足を運び、たのしんだそうだ。とくに、桜がきれいだったことと、やきそばがおいしかったと強調していました。やきそばがおいしかった理由は、どうもガーナに似たような食べ物があるからだそうです。日本での滞在期間中も作っていたそうなので、レシピを聞いたら確かに作れそうでした。ただ、やきそばというよりパスタ? な感じなので、よっぽど日本の料理とガーナの料理は違うのだろうなと、少しガーナ料理に興味を持ちましたね。今度いつか食べてみようと思います。


彼は、学会終了後、コペンハーゲンの友人の家に1週間滞在して観光を楽しむと言っていたので、留学期間中にまた会える可能性があるかも?