デンマーク留学記 ~14日目、理髪店でデンマークスタイルに~

本日は、久しぶりの休日ということで、以前書いたやりたいことリスト (http://onodasyoui.hatenablog.com/entry/2017/06/03/162509) に取り組みました。

今回は、長く伸びてしまっていた髪の毛を何とかしようと、理髪店へ。ドライヤーが使い物にならないため、風呂上りの乾燥や寝癖直しが煩わしかったので、早く何とかしたかったのです。午前10時。多くの店はまだ閉まっている中、どこの理髪店もすでに開店していました。この時間帯ならアポイントメントなしでも行けるだろうと思ったのですが、意外にも混雑していました。黒人向けや女性向けなど様々なタイプの理髪店(もしくは美容院)があったので、一番デンマークっぽさのある理髪店へ。

 

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↑ 理髪店の内装

 

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↑ 切っている様子

 

ちょうど一席空いていたため、アポなしでもすぐに切ってくれることに。最高のDanish styleにしてくれと頼んだ結果、このような髪形になりました!

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 ↑ 散発後

ツーブロックですね。デンマークではこれが主流らしく、確かによくよく見てみるとこのような髪形をしている人が頻繁に目に付きます。理容師としての腕は確かで、大胆にバリカンで刈ったと思えば、鋏を用いてシャキシャキと小気味よく長さとボリュームを整えてくれました。うなじの処理などもとてもきれいです。

これで200 DKK、3400円になります。うーん。シャンプーとかもしてくれないので、日本だと2000円相当ですかね。まぁ、もともと物価も税金も高い国なので、こんなものでしょうか。

 

とはいえ、理容師さんの人柄もよく、終始楽しく、リラックスして髪の毛を切ってもらえました。

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↑ 理容師さん

海外で髪を切ってもらうのは初めてだったので、少々緊張していましたが、よい理容師にあたったおかげで楽しい経験になりました。

 

いろんな話題で盛り上がっている最中に、日本人なのに上手に英語を話せるんだねと言われました。いやいや、自分がうまいとかそんなわけないと思い、ほかの人の方が上手だよと伝えましたが、納得してもらえず。どうも、日本に行った際に英語が通じなくてだいぶ苦労した経験をお持ちの様子。今はもう時代が変わって、若い人なら自分よりも上手に英語を使いこなしているから、また日本に来てよと宣伝しておきました。

 

日本の印象はどうだったか伺うと、「東京は人がすごい多いよね。コペンも多いけど、それとは比べ物にならないくらい。ストレスフルだったよー。君はコペンでストレスフリーな生活を楽しんでね。」と言われてしまいました。残念。しかも、追い討ちをかけるように、「日本に行ったことないデンマーク人もだいたいみんな、東京はストレスフルな都市って印象を持っているよ」と。自分も人ごみが苦手なので、確かに否定できないけど・・・・・・以前、シンガポールに行ったときも、タクシーの運転手に「日本の都市は初期デザインの設定で失敗したから、ごちゃごちゃしているよね」と言われたことがありますし、東京は外国人から見るとあまりよい都市としては認識されていないのかもしれません。

少ししょげていると、「でも、日本人みんな優しいし、ごはんおいしいし、デンマーク人は日本のこと好きだよ。日本料理屋もたくさんあるでしょ。すしとかラーメンとかすごくおいしい。」とのフォローしてくれました。確かに、日本料理屋は多い (http://onodasyoui.hatenablog.com/entry/2017/06/05/165842)。

じゃあ、逆にコペンの人たちにとってストレスフリーな場所ってどこ? と質問をすると、「今は治安が悪くて行かないけど、トルコのアンタルヤとかよかったね。」とのこと。トルコのアンタルヤは、自分も3年前に国際学会で足を運んだことのある地だったので、驚きました。確かに、あそこは地中海に面したリゾート地でストレスとは無縁の場所です。


たまたま、この人が日本でいい思い出がなかっただけかもしれませんが、研究機関以外にいるデンマークの人たちが感じている日本の印象を垣間見ることができて少々面白かったです。